検査の説明

視力検査

視力検査は眼疾患や弱視の程度、治療効果を判定するために行います。C字(ランドルト環)を使う検査は、一般的に3歳頃からできます。3歳未満では、絵や縞の視標を使って調べることができます。

屈折検査

屈折の異常には近視、遠視、乱視があります。中等度以上の遠視や乱視は、弱視の原因になることがあります。また、屈折の異常が原因でおこる斜視のタイプもあります。弱視や斜視への治療の第一歩は正確な屈折検査をすることです。そのために調節麻痺薬(アトロピン)という目薬を使った検査を行うことがあります。

両眼視機能検査

両眼視機能は両眼を使ったときの視覚の状態をいいます。弱視や斜視では、治療によって維持または改善したかどうかを検査します。立体視や奥行き感覚などは、チトマスステレオテストや大型弱視鏡などの機器で調べることができます。

眼位検査

眼位は、両眼の位置関係をいいます。眼位ずれ(斜視)を調べるには、両眼をペンライトで照らす方法(角膜反射法)や、片眼を隠して眼球の動きを観察する方法(遮閉試験)などがあります。遮閉試験で眼位ずれの程度を調べるときには、プリズムを使います。